NHK解約でテレビないの嘘はばれる？処分証明書なしであっさり解約する方法

結論から申し上げるとNHKを解約するのに「テレビが無い」と嘘をついても、ばれる可能性は極めて低いです。

しかし嘘をついてNHKを解約すると万が一バレた場合、訴訟や受信料割増金請求のリスクがあります。

割増金請求は2023年に導入された制度ですが、実際に同年11月6日、都内の未契約3世帯に対してこの割増金請求が初めて提訴されました（参照：朝日新聞デジタル）。New！

NHKを解約したい人は、嘘をつかずに正攻法で行うのが良さそうです。

筆者はテレビ処分＆チューナーレステレビ購入であっさり解約、年間2万5千円を節約しました。

この記事ではNHK解約について、テレビないと嘘をついたらばれるのか、証明書なしであっさり解約する方法について紹介します。

本記事は、実体験とＮＨＫ公式サイト等の情報をもとに記載しています。更新に努めておりますが、最新情報をご確認の上、解約は自己責任でお願いします。

NHK解約でテレビないの嘘はばれるのか

まずはNHK解約の際に嘘をついたらばれるのか、４つのケースで解説していきます。

テレビない・処分したという嘘

「テレビが無い」「処分した」というが嘘NHKにばれる可能性は極めて低いです。

というのも、NHK集金人が自宅に無理やり上がりこんで、テレビの存在を確認することは法律上できないからです。

NHKが「テレビの電波を計測している」「量販店やネット通販のテレビ購入記録を入手している」なんて噂もありますが、これは全くのデマです。

ただし、「NHK-BSのメッセージ消去依頼」をしたことでばれた、という人は少なからずいるようです（B-CASカードの登録ハガキ郵送は現在はありません）。

実家に戻るという嘘

一方で「実家に戻る」「海外転勤する」などの嘘はNHKに簡単にばれてしまいます。

解約の条件として、海外転勤や実家に帰るなどしてその住居に住む人がいなくなったり、結婚や単身赴任解消に伴って世帯が一つになったりする場合が当てはまります。

NHKは契約者の住所情報を自治体から入手することができるため、これらの嘘をついて解約しても、簡単にばれてしまうのです。

地上契約のみという嘘

BSが映るにも関わらず地上契約のみで衛生契約を行わない場合、NHKに嘘がばれる可能性は二つあります。

• 家やマンションにBSアンテナがある
• BSメッセージの消去依頼をした

ただし①の場合かならずしも嘘がばれるとは限りません。

というのもその家自体がBS受信できることにはなりますが、「BS非対応テレビだよ」「テレビは壊れているよ」と言われてしまえばNHK側は確認しようがないからです。

一方で②は確実にばれます。

BSメッセージの消去依頼とは、ご自身のテレビのBS画面に表示された「受信機設置のご連絡のお願い」というメッセージにから消去依頼を行うことです。

カーナビないという嘘

NHKの受信機にはカーナビも該当しますが、カーナビが無いという嘘はばれる可能性はあります。

というのも車を外に止めていれば、NHK集金人に見られる可能性はありますよね。

ただしカーナビについて「テレビは映らない」「会社契約している」などの嘘はNHK側は確認しようがありません。

NHKに嘘がばれたら割増金や訴訟のリスク

テレビが無いなどの嘘はばれる可能性は高くないですが、気になるのがばれた場合のリスク。

NHKを受信しているにもかかわらず未契約or解約した場合、訴訟や割増金請求のリスクがあります。

ただし全体の未払い＆未契約者数を考えると、訴えられる割合はかなり低いのが現状です。

NHK公式サイトによると、２０２２年３月末時点で訴訟の数は、以下のとおりです。

また契約しているが受信料未払いが続いた場合、支払督促が届きます。

これに異議申し立てを行うと訴訟に発展します。

NHK公式サイトによると、２０２２年３月末時点での支払督促や訴訟の数は、以下のとおりです。

さらに2023年4月からは、未払者に対して受信料の2倍に相当する割増金を請求できるように、放送受信規約が変更されました。

そして実際に同年11月6日、都内の未契約3世帯に対してこの割増金請求が初めて東京簡裁に提訴されました（参照：朝日新聞デジタル）。

※総務省　日本放送協会放送受信規約の変更の認可

割増金請求や訴訟のリスクを考えると、嘘をついてNHKを解約するのはおすすめできません！

NHK解約の条件と裏ワザ的対策

正攻法でNHKを解約するために必要な条件と対応策をまとめました。

すべての受信機撤去が必須

NHKを解約できるのは「①住居に誰も住まなくなった」「②受信機がすべてなくなった」のいずれかに当てはまる場合です。

つまり現住居でNHKを解約するには、すべての受信機の“撤去”が必須になります。

「テレビはあるけど観ないから」という理由だけでは、残念ながら解約できません。

協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。

放送法第64条（受信契約及び受信料）より

テレビ以外にも、受信機には以下のものが該当します。

これらの受信機をすべて、処分や譲渡をするかテレビ（地上波）が映らない状態にする必要があります。

テレビ同様、NHK集金人が他人の敷地に入って、車やスマホをチェックするような権限は法律上ありません。

ただし解約申請の書類には「これらを持っていたら解約できません」と明記されています。

※参照：NHK　受信料の窓口　放送受信契約の解約

カーナビのNHK受信対策

カーナビでNHKを受信しない方法には、以下のようなものがあります。

＼チューナーレスカーナビならこちら／

テレビの代わりにチューナーレスで解決

チューナーレステレビとは、チューナーが内蔵されていないテレビのこと。
NHKを始めとする地上波やBS・CS放送は視聴できませんが、YouTubeやNetflixなどを大画面で視聴できます。 

チューナーレステレビのおすすめは→NHK解約｜おすすめのチューナーレステレビ4選を参考にしてくださいね。

NHKを証明書なしであっさり解約する方法

実際に私がNHKを解約して年間2万5千円を節約した手順・手続きについて解説していきます。

①チューナーレステレビを購入

映画やYoutubeを大画面で観たい場合は、テレビを処分する前に、チューナーレステレビを購入しておきましょう。

地上波が映るテレビに比べて安価なので、これを機に大画面タイプに買い替えてみてはいかがでしょうか。

『チューナーレステレビ』とは…
地上波・BS・CSのテレビ放送を受信するためのチューナーを搭載していないテレビのこと。
当然NHKも映らないので、受信機に該当しません。
YoutubeやNetflix、PrimeVideoなど動画配信サービスを大画面で楽しめると注目されています。

②受信機撤去＆証明書を作成（なくてもOK）

テレビ等受信機を撤去します。

その際、可能であれば譲渡・処分を証明するものを手元に残しておくとスムーズです（※無くても解約は可能）。

証明書が無い場合も「廃棄方法や譲渡・取引先」は解約届に記載したりする必要があるため、メモしておきましょう。

わが家の場合、テレビを旦那の実家に譲渡しましたが、下のような簡単な譲渡証明書をWordで作成して、手元に残しています。

実はNHKを解約する際、譲渡・処分証明書やリサイクル券の提出は必須ではありません。
実際に私が解約した際は、提出を求められませんでした。
聞かれた際は、証明書が無いことを伝えれば大丈夫。
とは言っても、スムーズな解約をするために証明書はあると安心ですね。

③NKHに電話

解約の条件を満たすことができたら、NHKの窓口に電話しましょう。

電話では、お客様番号や契約者氏名・住所、解約の理由等を聞かれます（お客様番号は分からなくても問題なし）。

ちなみに、NHKふれあいセンターの電話が混み合っていて繋がらない場合、居住地域の担当放送局へ連絡すると、解約の手続きをしてくれます。※NHK党　公式サイトより

④受信契約解約届を返送

電話してから1週間～遅くとも2週間ほどで、受信契約解約届と、放送受信料返金先指定書（返金がある方）が届きます。

こちらに必要事項を記載の上、同封の返信用封筒に入れて返送します。

私の場合、証明書の提出は求められませんでしたが、ある方はコピーを同封するとよりスムーズかもしれません。

6ヶ月、12カ月契約の場合は、過払い分の返金があります。
解約届の提出が解約日となりますので、早めに返送するようにしましょう！

⑤返金、解約完了の通知

NHKからの解約完了の通知は無く、過払い分の返金は1カ月後に指定口座に振り込まれます。

もし引き落としが継続されたり、振込用紙が届くようであれば、NHKに電話して確認するようにしましょう。

また、契約を求めるNHK訪問が再度来る場合があるようですが、解約の理由をしっかり説明して対応しましょう。

NHK解約のよくある疑問

NHK解約について、よく検索されている疑問・質問とその回答をまとめました。

チューナーレステレビで解決！おすすめ3選

そんな方には、テレビ（地上波）が映らないチューナーレステレビを購入するのがおすすめですよ♪

※詳細は各メーカーの説明をご確認ください。

ここからはネットで購入できるおすすめのチューナーレステレビを3選、ご紹介します。

①ORION AndroidTV搭載 チューナーレススマートテレビ

日本のテレビメーカーであるオリオン電気のチューナーレステレビは、4K高画質、高音質コンテンツに対応。

ブレ補正や低遅延モードへの自動切り替え機能があるほか、75インチまでの豊富なサイズ展開も人気の理由です。

日本メーカーがよい人、ゲームを大画面で楽しみたい人にもおすすめです。

サイズ	24、32、40、50、65、75インチ
価格帯	約2万3千円～4万9千円（楽天の場合）

②TCL GoogleTV搭載 チューナーレススマートテレビ 

中国メーカーTCLのチューナーレステレビは、GoogleTV搭載が特徴。

多くのチューナーレステレビはAndroidTV搭載ですが、より新しく、使いやすさを追求されたものがGoogleTVです。

最新のGoogleTV搭載＆高画質・高音質のチューナーレステレビを安価に購入したい人におすすめですよ。

サイズ	32、43、50インチ
価格帯	約2万9千円～4万9千円（楽天の場合）

③ROOMATE Android TV搭載 チューナーレススマートテレビ

ROOMATEは知名度は高くないメーカーながら、コスパの良さがAmzonで人気のチューナーレステレビです。

24型であれば約2万円で購入することができるので、予算を抑えたい一人暮らしの方におすすめです。

サイズ	24、32インチ
価格帯	約2万円～2万5千円（Amazonの場合）

結論｜NHK解約は嘘がばれることは少ないがリスクが大きい

NHK解約において「テレビが無い」という嘘がばれる可能性は低いですが、ばれたら割増金や裁判のリスクも。

チューナーレステレビへの買い替えで合法的に解約するのがおすすめです。

筆者は実際にやってみましたが、解約は意外とあっさり済みましたよ。

我が家の場合、NHK衛星契約12カ月払いを解約したことで年間24,185円が節約になりました。